NPO設立

タカオジ

2008年10月03日 14:33

 過去にユビキタスブイのブログを書いた。

 その延長としてNPO法人 海洋情報研究センターを設立することにしました。

 これから、どのように活動するのか熟考に熟考を重ねます!

 活動内容は、 「琉球弧における 拡張型、面的かつ鉛直的水温等観測網の整備事業 (海から地球温暖化の進行速度を測る)」を非営利で活動するつもりです。



 昨今は地球温暖化問題が騒がれていますが、海からの声を聞くこと、すなわち生態系の変化や、地球温暖化によるサンゴ死滅状況の把握が、実は非常に予算が必要なことは知られていない。

 高額な調査費を投入しても単年度契約(長くても3年)が主流の行政発注調査業務では継続性が得られないため、サンゴの白化が引き起こされる水温値はいまだ把握出来ていません。

 我々は独自に開発したシステムを駆使しながら、海からの声を聞く団体を開こうと考えています。

 得られたデータは広く世間にIT情報として発信し、研究者はもちろん、小中学生から大学院生、地域、県民の皆さま(もちろん興味のある方はだれでもOK)がすすんで海の状況を把握し、自然に海の偉大さや重要性や神秘性を確かめながら、海を保全する気持ちを持続できるように、海と向かい合う情報を海洋研究者と連携して公開したいと思います。

 現在まで限りある個人財産と助成金を受けながら推進した研究、開発、実験がようやく実を結びだし、エリアを拡大するためと、産官学が同じ目的を推進するにはNPOという枠組みが最も妥当と考え、地方自治体、国、民間企業、個人からの支援をうけながら琉球弧を結ぶ海への振興と海洋情報の普及に寄与したく設立を決めました。

 http://buoy.jp//

 ↑予算がなく、薄給の公立大学、私立大学の准教授達と貧乏エンジニアが作り上げたシステムですが、台風の暴浪にも耐え、石垣の石西礁湖で観測を続けています。

 だんだんと「おバカな日記」が書けなくなるけど(たまには書くぞ!おー!)、ライフワークとして琉球弧の海洋情報を発信続けます。

 皆さま、今後ともよろしくお願いいたします。

NPO法人 海洋情報研究センター 設立準備室